2010年11月17日 議事録

今週の参加者は6名です。

【進学校での問題の気づきにくさ】

日本は進学校で成績がよければ,それだけでOKとされてしまい,日本には進学校に純粋な高機能自閉症スペクトラム障害のある子が在籍しているケースが少なくない。子供同士で,うまくやれるので,先生も社交面での問題に気付きにくい。

【身体のストレスに基づく価値判断】

発達障害のある人は,身体のストレス反応をもとに対象(他人や事物)の好悪判断をするという説がある。例えば,褒められると身体の緊張が解け,その反応をもとにその人に好印象を持ったり,逆に叱られると身体の緊張が高まり,その反応をもとにその人を嫌いになったりするようだ。したがって,普段はほめてくれるような人に叱られたりすると,彼らは「裏切られた」という印象を持ち,行動の良し悪しに対する叱りであることに気づくことが難しい。

【想像力の訓練】

ごっこ遊びがとても重要な訓練になる。

【褒め方】

どのようなメッセージを使ってほめたらいいのかは子どもによって異なる。言葉で喜ぶ子もいれば,特定のジェスチャーで喜ぶ子もいる。

【モチベーションを高める】

発達障害のある子に対して「自分よりも年下の子に決まった時間に掃除をさせるように」とのお願いをする。そうやって役割を持たせてあげると,普段は掃除をしない様な子が掃除の時間を気にし出す。また,年下の子がうまく掃除できないでいると,やり方を教えてあげるという姿が見られたという。

シャンプーが嫌いな子に,とてもかわいらしい容器に入ったシャンプーを買ってきて,シャンプーをした日にはシールをあげるようにしたら(つまり,トークン),シャンプーができるようになった。そのような子どもの姿を見たことが,虐待をしていた母親にも影響し,料理教室に通うようになったという。

【自分の生活を管理する練習】

AOZORAでは現在,その日の生活をふりかえり,「どの時間帯に何をしていたか」を記録するためのワークシートを作成中。朝が苦手ということは就労での難点であり,「朝起きれないのは昨日の夜に夜更かしをしたからだ」ということを理解できるようにするためにも,そのようなふりかえり活動は重要であると考える。

【研究会で開発するデータベース用に収集すべきデータの種類】

「食事」「睡眠」「その日の活動内容」「気分(天気マークなどを使って表現)」「入浴」「洗顔」

【人との関わり】

人とかかわることで,自分が他人と違うことを実感することが嫌で避けたがる人もいる。

【焦点が定まらないので,過剰な情報を取り込んでしまう】

風景などを見るときに,視点をきめずに全体をみるので,情報がたくさんはいってきてしまい,疲れてしまう人もいる。焦点を合わせることができたら,ストレスを軽減できるのに。

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